ごはんの時間はまだだよ

新幹線にのって東京‐東北をほぼトンボ帰りしてきた。
行きは別に面白い事とか別に書くまでの事がおきてはいないんだけど、
帰りの新幹線はすごかった、本当にヤバかった。

いつもだったら上野過ぎるまで我慢するはずの飯ボリボリタイムを
今回はちょっと勇気出して買ったチャーシューおにぎりが楽しみすぎて
我慢できなくて封を開け、東京駅からでた正にその時食い始めた。
そのおにぎりは非常に美味く、とんこつ風味とか書いてあって最初なんだろうと思ったが
普通に白米では無く、とんこつ風味の米だった・・・最高すぎる。
なんだこの飯考えた奴神なんじゃねぇのとかおもってたら
自分と同じくらいの若夫婦が来て、子供を抱いた状態で座った。
ここは自重すべきなんだろうかとか思ったけど、
食事を途中で終わらせるのは非常にもったいない、
そんなお告げが来たような気がして黙々と食事を楽しんだ。

「ねぇ、ごはんはまだなの？」

その時純粋な声が聞こえた。
しきりに父親に問いかける子供、そして何度もおにぎりを凝視してくる。
時間は確かにランチにしては早い時間だった。
でも別に忙しいときはこの時間で食べても何ら不自然じゃないだろ？
だれが12時過ぎなきゃランチ食っちゃいかんと決めた―？
そう思い、かえって「欲しけりゃ素直に言ってみな小僧・・・」とか
非常に声に出したら恥ずかしいアホなことをつぶやいていた。

「まだごはんの時間じゃないよ」

それが父親の回答だった。
この今までのランチタイムの定義を押し付けるがごとくの圧迫・・・
隣には飯を食らっている人間がいるというのにそれを完全否定。
あかん、この人タダモンじゃねぇな・・・
完全臨戦態勢だわ・・・と思ってたらすげぇ眠気が来て
爆睡していたらいつのまにかその家族はいなくなっていて
もしかしたらあれは幻だったのではないかと思った。


最近おにぎりでもかなり美味しいのがリリースされてて
食事の楽しみが広がりますね！！